大学で土木工学を専攻した経験が、この道への決め手でした。特に、ゼミでのコンクリート実験は忘れられません。自分たちで練り上げたコンクリートの圧縮強度などを測定し、その結果を分析・考察する過程で、土木工学、特にコンクリートに興味を持ちました。
大学時代に見つけた橋梁建設会社の求人に応募し、入社後は橋梁を専門として、阪神高速道路や第二京阪道路の新設工事など、各地でのプロジェクトに従事しました。また、四万十川中流でのPC斜張橋の建設や桂浜の神社に架かる橋の工事など、高知県内の工事にも複数携わったことで、和歌山から高知への転職を迷うことなく決めました。